絶対失敗する新歓

新歓のキモ

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岩手大学監督の佐藤陽一です。
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◎今回のテーマ

大失敗して学んだ新歓の教訓

新歓シーズン到来

4月に入り、今年も新歓のシーズンがやってきました。昨年からのコロナの影響もあり、多少制限がかかってはいますが新入生は例年とたいして変わらず入学してきます。新歓しないわけにはいきません。

部の人数が減ればチームはそのまま衰退します。場合によっては廃部の危機を迎えてしまうチームも出るかもしれません。

そこで、今回は全国のすべてのチームに向けて、僕が考える新歓の大事な大事な考え方をお伝えしたいと思います!

岩手大学の事例

まず、岩手大学の新歓について紹介します。

岩大の新入生は1学年男女合わせて約1000人。

それに対してコロナ真っ只中の2020年度は16人が入部しました。
(現在1人辞めてしまいましたが…)

 

つまり、大学の人数規模に対して約1.6%が入部してくれた形です。

この数字を見ると「なんだたったの1.6%か」と思いがちですが、これは結構大きい数字です。

ぜひ皆さんも、自チームの新入生が新入生全体の何%なのか計算してみてください。おそらく1%満たないところがほとんどだと思います。

そういう意味では、岩大は大学の規模に対しての入部数はそこそこ多いということになります。 そして昨年のコロナ禍でもこれだけの部員が入部しているというのは悪くない実績ではないでしょうか。

なぜこんなに入部したのか?

なぜコロナ禍でも入部数を伸ばすことができたのか?それは正直なところわかりません。

どちらかというと、「これをやったから成功した」というよりも、

「以前の失敗を繰り返さないことを意識して取り組んだ結果、コロナ禍でも部員数を確保できた」

という方が正しいかもしれません。

というのも、実は岩大は入部数を毎年維持できているんです。
これは「大失敗のない新歓」ができているということで、大失敗はないから「ちょっと少なめか普通か成功」の新歓ができるということでもあります。

以前の失敗とは?

過去に岩大では入部数4人という壊滅的な新歓をしてしまったことがあります。しかもすぐに1人が辞めてしまい、結局残ったのは3人だけ。ラクロスは少なくとも20人いないと試合は成り立ちません。最低でも各学年5人は必要です。もちろん、高みを目指すのならこんな人数ではお話になりませんが、5人以下は部の存続という点から見ても大ピンチです。

このときの新歓は僕が経験した中で一番の大失敗だったんです。

大失敗の原因

この大失敗した新歓を振り返って気づいたことは2つです。

①新4年生が新歓活動を行わなかった

②イベントにこだわった

僕はこの2つが大失敗した原因だと考え、それ以降はこの2つの傾向が出てきたら要注意と思って新歓活動に取り組んでいます。

ちなみに、僕は監督という立場ですが、新歓活動はゴリゴリに関わっています。パンフの作成は毎年僕が担当していますし、昨年は新入生と一緒に食事に行って部員獲得もしました。監督だから、コーチだからといって一歩引くなんて考えはありません。絶対失敗できない場面ではどんどんチームに関わります。これが僕のスタイルなので。

では、話を戻してこの2つの大失敗原因について説明したいと思います。

①新4年生が新歓活動を行わなかった

これはまんまその通りなんですが、大失敗した年は新4年生が新歓活動に全く関わリませんでした。

これ、結構多くの大学がそうなんですが、なぜ新4年生は新歓活動に消極的なチームが多いのでしょう?

多分心のどこかで
「入ってくる1年生は自分たちの戦績に影響を与えない」
と思ってるのではないでしょうか?だから就活等を言い訳に新歓に関わらない。

さらに、就活ならまだしも、
「伝統的にそうだったから」
「過去の先輩もそうだったから」
という安易な理由でやらない場合もあります。

これらは絶対にマインドチェンジすべきです。

いずれにしても、「4年生が新歓に関わらない」という状況を作ってしまうと大失敗するのはわかったので、岩大では毎年4年生こそ新歓をやるように伝えています。

②イベントにこだわった

これ自体は悪いことではありません。ただ、大失敗したときはイベントにこだわって、もっと大事な「勧誘」にこだわリませんでした。たとえるなら、お店が「集客」にこだわって「売上」にこだわらなかった感じです。

このときは、いろんなイベントをやっていました。1年生が楽しむためのイベントをたくさん開催しようと、スポーツ大会とか花見とかBBQとか新たな試みのイベントを多数作っていたのを覚えています。でも、それで集めても肝心の入部に繋がらない。これは人が集まったことで満足したり、イベントで1年生と楽しくお話しするだけになってしまったからです。新歓は1年生を楽しませて仲良くするイベントではありません。本来の目的を間違えると大失敗をするといういい教訓になりました。

大失敗からの教訓

この大失敗とその原因から、岩大の新歓では以下を意識しています。

①4年生こそ新歓活動を頑張る

②ちゃんと「勧誘」する

 

①はその通りなので説明を省きますが、②はもうちょっと具体的に言うと、

 「1対1で話して」「入部のお願い」をするまでやろう

ということです。

いや、こんなの当たり前と思うかもしれませんが、新歓がうまくいってないチームはこれが一番できていません。

たとえば、新歓でよくあるのが、
「新入生同士の友達作りをサポートします」「新入生のお悩み相談会します」「体験会に来てくれたらご飯ご馳走します」みたいな形で新歓しちゃうパターンです。
これは、入りとしてはいいかもしれませんが、最後までそれをやっちゃうと全く意味がありません。本末転倒です。

最後は絶対に絶対に「勧誘」しなければいけません!

「入部して!お願い!」と言わなきゃダメなんです!

イベントでは人を集めるのに肝心の入部数はそれほどでもないというチーム、または他団体とかありませんか?ちなみに、僕が現役の頃はアメフト部がまさにそんな感じでした。

というわけで、

「部員一人ひとりが新入生一人ひとりと向き合ってちゃんと勧誘する」

これができない規模の集客をしてしまうと逆にキケンなので要注意です。

コロナ禍でも根本は変わらない

昨年のコロナ禍に入部したメンバーに聞き取りしたところ、やはり入部のきっかけは「先輩から誘われて」とか「先輩からのDM」というのが多数でした。

つまり、

1対1の勧誘

です。

「部の雰囲気が良かったから」と言う意見もありましたが、それは後付けで、それを知るきっかけがないといけません。結局きっかけは「1対1の勧誘」でした。

コロナを理由にオンラインのSNS等にばかり注力すると、この1対1を忘れがちです。SNSという大きな網で獲ろうとしてもダメです。SNSは集客するまでしか使えません。

これを打破するためには「直接会う」もしくはオンラインなら「DM(ダイレクトメール)」です。

これなら1対1に持ち込めます。そして、その1対1で最後は部員一人ひとりが「モリ」を持って確実に一人ずつ入部させるように突いていかなければいけません。

この1対1、ラクロス風に言うなら「1ON1」こそがコロナ禍でも変わらない新歓のキモです。

効率なんて求めなくていいんです。

だって、

部員1人が新入生1人を入部させられたらそれだけで十分な人数になりませんか?

モリで突きにいけばいいんです。

最後に

『新歓も1ON1』

この考え方で新歓に取り組めば大失敗することはないはずです。

 

ただ、その上で最後に伝えたいことがあります。

それは、

「新歓がうまくいかない理由をコロナのせいにするな、そしてオンラインだけでなんとかしようとするな」

ということです。

 

「大学のルールで新歓ができなくて…」

という理由をあげる人もいるかもしれません。

でも、そんな人たちに知ってもらいたいのは以下のエピソードです。

 

昨年の話になりますが、

岩大のある4年生部員は自分のアパートの隣に岩大の新入生がいることを知り、
玄関で待ち伏せして声をかけて入部まで導きました。

まさに鬼の1ON1です笑
(もちろん上品な勧誘をしないと色々問題起きるのでそこの配慮はできている部員でした)

余談ですが、その鬼の1ON1を受けた新入生は先日の新人戦でMVPを獲得するまでになりました。 

たしかに大学のルールで新歓できない理由はわかります。
でもそれで新歓の全てを諦めないでください。

上記のエピソード以外にも、岩大には12月入部の部員が2名います。
なんとかして部員数を増やそうと12月まで新歓を続けた結果です。

やれることは意外とたくさんあります。
失敗しても改善すればいいだけです。
1年間続けてください。

部員数に不安があるというチームはここまでやる前提で取り組みましょう。

  

それじゃあまた!

練習の遅刻がなくなった方法

遅刻欠席には罰をあたえるって不健康じゃない?

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◎今回のテーマ

こうしたら練習の遅刻がなくなった

 

遅刻、欠席が常態化

13年ほど指導者をやってますが、近年の部員たちは遅刻欠席がとても多い印象です。

だいたいどれくらい多いかと言うと、毎回の練習で必ず遅刻者がいます。特に冬期間は全員が遅刻欠席なくちゃんと揃ったことは一度もありません。

強豪校のみなさんからしたら考えられないことだと思いますが、岩手大のメンタリティはそのレベルです。同情するポイントがあるとすれば、−10℃の極寒の朝に暗闇を歩いて練習に向かい、凍った地面で練習するという過酷な環境ぐらいです。

雪が積もっているので自転車等の移動はできないし、練習もまともな環境じゃないのでちゃんとしたラクロスの練習はできません。これでモチベーションを維持させるのはちょっと至難の業かもしれません。

ちなみに、まともな練習場所(室内とか)は探していますが、日常使いできる場所はなかなかないという状態です。

まぁそんなこんなで、部員たちはめちゃめちゃ気合を入れて起きて、寒さをこらえながら練習に向かい、心が折れたら遅刻や欠席をしてしまう日々を過ごしています。

 

ちなみに僕もたまにやってしまいます。。

先日も起きたら練習が終わる30分前で、駆け込み参加して謝り倒しました。

これまでの遅刻欠席防止法

ちなみに昔はどうだったのかと言うと、僕も部員も遅刻欠席はほとんどありませんでした。これは遅刻欠席に対して罰則を設けていたのが効いていたのだと思っています。

具体的に言うと、

・遅刻1ポイント、欠席1ポイント、無断欠席3ポイント

・3ポイントでボール1ダース購入か同等の罰金

といった感じです。

昔(といってもほんの数年前)はこれで予防できていましたが、あるときからこの罰則にストップがかかりました。

この罰則を人づてに聞いた岩手大学職員からモラル的に問題だと苦情が入ったんです。「罰金」という形がよろしくなかったようです。

そこで、この罰則が「罰走」に変わりました。

このあたりから遅刻欠席がとってもゆるくなりました。

罰走では遅刻欠席の抑止力にはならないんです。

強度なんて関係なくテキトーに走ればいいのだから。たかが罰走にトレーナーをつけて管理するのもバカバカしい話です。

「遅刻しても罰走で済む」という隙が遅刻を助長しました。

 

さらに最近は、無断欠席したとしても「退部を考えている」と言って退部をちらつかされることも増えてきました。この奥の手カードを切られると罰で縛ることができなくなってしまいます。

休む→退部をちらつかされる→罰則があいまいになる→遅刻欠席の管理があいまいになる

こんな悪循環も発生しました。

人数の多いチームなら「ではさようなら」とドライに切ることもできますが、岩大は人数の少ないチームです。1人の退部がチームの戦力に与える影響は非常に大きく、簡単に辞めさせるわけにはいかないので、退部を考えている部員に対する扱いはどうしても神経質になります。

 

結局このような流れがあって遅刻欠席についてはユルユルになってしまいました。

とってもムカついたこと

そんなとき、ついに僕の怒りが頂点に達した事件がありました。ちなみにこれは部員たちは気づいていません。なぜなら僕はあんまり怒鳴らないので、誰にも気づかれることなく過ぎ去ったと思います。

何があったのかというと、練習後のあつまりで「遅刻欠席の累積ポイント発表」をするタイミングがあり、そこでかなりの部員にポイントがついていることがわかったんです。そして、マネージャーによるその累積ポイントの発表がクイズ番組のポイント発表みたいになり、ポイントの多い部員が笑われてその場が盛り上がるという状態になりました。もはや恒例のイベントみたくなっていました。

シンプルに笑い事ではありません。

これが当たり前になっている状況は異常だし、笑ってる部員も笑われてる部員もどうかしてると思いました。このときほど指導者としてこのチームに関わっているのがバカバカしいと思ったことはありませんでした。

冷静になって考えた解決法

怒りは頂点。そして思い出されるのが僕自身が現役だった頃。

「おれは3,4年のときに遅刻欠席したことねーぞ」

「遅刻欠席で強制退部をさせられそうになる環境だったぞ」

そんなことを考えていました。

そして、ふと思いました。

「そういえば、おれ3年と4年のとき遅刻欠席ゼロだったな、なんでだ?」

 

その理由は、起こしてくれる人がいたからです。

実は僕は大学3年のときから部の同期とルームシェアをしていたんです。

一緒に住んでるので、どっちかが起きれなかったときは起こしてあげられます。最強の目覚ましです。

 

そう、これでいいんです。

 

罰を遅刻欠席の抑止力にするのではなく、

そもそも遅刻欠席しないようにチームで取り組む

これでいいんです。

モーニングコール

提案したのは非常にシンプルで

部内で2〜3人のチームをつくり、起こしてほしい時間を決めてモーニングコール

これだけです。

そして罰則も無くしました。罰は意味がなくなっていたというのもありますが、罰を与えて制するというのもなんか下品だし不健康な気がしていたので。

いずれにせよ、これでどうなるか?

 

結果は、遅刻がほぼなくなりました!

たまーに「二度寝」をかます期待の新人がいますが、遅刻は本当になくなりました!

思った以上に効果が出ています。

 

うまくいった施策には名前をつけるというのが僕のスタイルなのですが、

「部内で電話を掛け合う」=「テレフォンク◯ブ」

という案で思考が停止してしまったので、結局この施策は

「モーニングコール施策」

というつまらない名前になってしまいました。

 

もし良いなと思ったらこのモーニングコール施策やってみてください。おすすめです。もうやってるところも結構ありそうですが。

心を変えるのではなく行動を変える

今回やってみて学んだのは、やはり

心(モチベーション)を変えるより行動を変える

というアプローチのほうが良いということです。

 

とくに、「継続すべきこと」はこのアプローチがいいです。

今回でいうと

毎日遅刻せずに練習に行くために「まずは起こさせる」

ということでしたが、これは他のことにも転用できて、例えば、「勉強する」というのも同様です。

最初はモチベーション高く勉強できたものでも、ちょっとうまくいかないことがあると続けることが困難になります。そんなときに「モチベーションを高めよう」と言って自己啓発しても、その時は良くてもまた別のタイミングでモチベーションが下がって続けられなくなります。

ならば、モチベーションに左右されないくらいのスモールスタートで「ちょっとだけやるを続ける」という行動をすればいいです。するとそれがいつの間にか習慣化します。一度習慣化されれば続けることは苦労しません。そして、その習慣が最終的に大きな結果を生むことになります。

 

ここでチームの話に戻りますが、僕はこの習慣化がチームの安定した強さをつくるために必要だと思っています。

モチベーションへのアプローチはエナジードリンクやカンフル剤みたいなもので、本当の意味で強いメンタルはできません。本当の強いメンタルとは、難しいことを当たり前に続けられるメンタルです。チームとしても個人としてもこのメンタルの強さが必要で、そのためにはまず行動にアプローチして、モチベーション関係なく行動を変えてしまうというのがいいです。

 

参考にするかしないかは自由ですが、今のところ僕はモチベーションより行動を変えさせるというアプローチでチーム問題の多くは解決できると思っています。

 

良いなと思ったら自チームでもぜひ!

それではまた!

愛媛大学も指導することになりました

オンラインでどこまでやれるか?

おはようございます。

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◎今回のテーマ

愛媛大学を強くするためのアプローチ

DMをいただく

1月末、インスタに1通のDMがありました。

一部抜粋して公開します。

ーーーー

突然のDM失礼致します。
チームコンサルをお願いしたくDMさせて頂きました。

現在プレイヤー15名、スタッフ6名の計21名で活動しています。
指導をして下さる方を積極的に探していますが、なかなか見つからない状況です。中四国制覇を目指しながら活動していますが戦術、技術共に乏しく指導者を必要としています。

オンラインなどを活用してご指導頂くことは可能でしょうか。
ーーーー

このDMは愛媛大学男子ラクロス部からいただきました。

 

ちなみに前回の記事に書きましたが、僕は「兼任コーチ」はメリットだらけだと思っています。

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なので、返答としてはもちろんOKということで、今シーズンは岩手大の他に愛媛大もサポートすることが決まりました。(個人的な野望としては、あと2チームくらい絡んでみたい気持ちもあります)

 

中四国地区の皆さまよろしくお願いいたします。

愛媛大にご注目いただければと思います。


というわけで、今回はこの愛媛大学をどうやって強くするかについて、僕が取り組もうとしていることを紹介したいと思います。

チームの現状分析

まずはチームの現状から。部員たちに聞き取りしてどんな環境で練習しているのかというのを聞いたところ、なかなかおもしろいことがわかりました。

まず、練習環境がなかなか良いということ。ちゃんと練習できる場所が大学内にあり、時間も5時間とか確保できる。意外とここが厳しい大学は多いので、恵まれているなと感じました。

そうなると、問題はやはり

部員数

です。

選手15人ではまともに試合はできないです。(怪我人も想定するとどうしても厳しい)

学生からの要望

いただいたDMの内容もそうですが、学生たちからの要望としては

「戦術や技術の指導」

を希望するとのことでした。

岩手大が20人程度で100人以上の東北大とまともに戦える部分を評価いただいたようです。

ただ、ココに関しては愛媛大の部員たちにも説明しましたが、注力すべきところではありません。もちろん多少はテコ入れしたいと思いますが、先ほどのチームの現状分析からもわかるように、今の愛媛大の問題は、誰がどう見ても、部員数という
リソース
だからです。

リソースの考え方

部員数や練習環境、チームの組織力といった「ラクロス以外の部分」を僕はリソースと呼んでいます。
めちゃくちゃ簡単なことですが、このリソースが高ければ高いほどそのチームは強いです。

このリソースが高いにも関わらず結果が出ないチームはそれこそ戦略や戦術に問題があると思っていいです。
※ちなみに、チーム運営と戦略、戦術はすべてがきっちり繋がっていると僕は思っています。これらは絶対に別々に考えてはいけません。

 

では、このリソースはどんなイメージで捉えればいいかと言うと、以下のような感じになります。

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これがどういうことかと言うと、

リソースの差は、

勝利への選択肢の差

であるということです。

 

リソースが低いと、試合で勝つために選べる選択肢が全然ないから、どうすれば勝てるかをあらかじめデザインし、そのための正しい練習を間違えることなく選んで取り組んでいく必要があります。つまり途中で道を間違えられないのです。

逆にリソースが高いチームは、とりあえずチームを運営して練習して、仮に道を間違ったとしても、間違った道の先にまだ勝利への道が続いているから、また別の選択肢を選びながら進むことができる。なので、試行錯誤しながらチームをつくることができる余裕があるということです。ただ、もちろん道を間違って(チームに合ってないことをやって)遠回りの道を行ってばかりだと、最後の方で大事な試合に勝てないで終わってしまうこともあります。

愛媛も岩手もリソースが低い

残念ながら、愛媛も岩手もリソースが低いチームであるというのは間違いありません。(ただ、比較すると愛媛のほうが若干リソースは高い気がしました)

というわけで、両チーム共通して、強くなるためには

リソースを高める

ことが必要になります。

裏ワザでもなんでもなく、なんだかつまらない結論ですが、これが両チームが一番取り組まなければいけないことです。

裏ワザはこのリソースが整ってから。表ワザがあるから裏ワザがめちゃめちゃ効いてくるものなので。

具体的には?

リソースを高めるために具体的にやることは

「新歓」

です。

これも面白みがありませんがここに向き合わないとチーム運営も戦略もクソもないので仕方がありません。

 

この新歓は両チームとも最低1%以上の部員数を獲得すべく取り組んでいきます。(岩大は2%以上

「1%」というのは、全新入生の1%の人数を入部させるということです。

1%という数字は低い気がしますが、決してそんな事はありません。

例えば、岩手大の新入生は男女合わせて1,000人くらいなので、その1%は10人です。

愛媛大の場合は、2,500人くらいなので25人です。

実際の人数を見ると1%というのは相当高い数字です。そして、それを全国の大学に当てはめて考えると、ほとんどの大学はこの数字を達成できていないことがわかると思います。逆に達成できているところは強い新歓ができているということです。一橋大や武蔵大などはその典型でしょうか。ちなみに岩大の場合は昨年のコロナ禍においても14人の1年生が入部しています(もとは16人でしたがスタッフ2名が退部)。

実はそこそこ強い新歓ができているんです。

その秘訣はまた別の機会に。

 

ただ、気をつけなければいけないのは、「選手」ということで見ると岩手大の場合は男子500人という母数から入部させなければいけないので、1%とか2%なんて悠長なことは言ってられません。選手だけに限れば目標は4%です。

これが達成できれば後はどうとでもなります。

リソースというのは高ければ高いほど本当に有利に戦えるものなんです。

 

というわけで、岩手も愛媛もそれぞれの地区で今シーズンブチ上げていきましょう!

 

それじゃあまた!

 

あ、あと、地味にYouTubeもはじめました。笑

こちらもよろしくおねがいします。

 

 

コーチ兼任という関わり方の是非

僕は「コーチ兼任」は賛成派です

おはようございます。

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◎今回のテーマ

複数チームを兼任すること

※今回の内容は以前オンラインサロン内で投稿した内容となっています

コーチ兼任はメリットだらけ?

指導者の皆さんに質問です。

皆さんは自チーム以外のチームに深く関わってアドバイスしたことはありますか?または、複数チームを兼任して指導したことがある方はいらっしゃいますか?

ちなみに、僕は今回初めて自チーム以外の運営に関わっています(ユース等の代表活動は除く)。群馬大の活動がまさにそれですね。

そして、関わった結果、2つ以上のチームを同時に見ることは自分にとっても指導チームにとってもめちゃくちゃプラスになるということに気づきました。

 

プラスだと思う理由は、

①交流が持てる

②新しい発見が生まれやすい

からです。

 

①に関しては、コーチを兼任しているからこその副産物です。両チームが交流を持てれば、合同でのイベント(合宿など)や練習試合、お互いの周りのチームとの練習試合もアプローチしやすくなります。つまり、両チームのリソースを使えるので、チーム運営の打ち手、策が倍になります。打ち手や策が倍になればチームの活動量が増えて強くなるのは明白です。まさにwin-winの関係です。

②はもはや当然ではあるのですが、違う環境の刺激があると新しい発見を生みやすいです。空き家が朽ちるのが早いように、人間も自分に新たな刺激を与えていかないとあっという間に老います。その刺激をもらえて考えを巡らせることで新しい発見が生まれ、それが結果として自分の成長につながると思っています。

※そもそもの前提ですが、このコーチ兼任は同じ地区&同じ階級のチームを見るのは想定していません。そんなことをしたら何か不都合が起きたときに色々気まずいです(たとえ配慮していたとしても)。このような立場で学生たちからの信用を得るのはとても難しいでしょう。

群馬大に関しては期限ありの関わり方なので、もし機会に恵まれれば今後岩手大以外の大学でコーチ兼任してみたいですね。

僕の考える関わり方

複数チームを同時に指導する上で心配されるのが関わり方の比重です。
たしかに、複数チームを見るということで、どちらかのチームへの関わり方が薄れたり、指導が中途半端になってしまうのではないかと不安に思ってしまうこともあるかもしれません。

実際僕も不安でしたが、一旦「スタンス」というものを決めてから取り組むと良いことがわかりました。

つまり、指導するチームそれぞれの関わり方を決めてから指導に当たるということです。イメージがつきにくいと思うので、以下で例をまじえて説明したいと思います。

 

まず、スタンスとは「自分がコーチとして”どの立ち位置”でチームに関わるか」ということです。

そして、自分の立ち位置(ポジション)については「飲食店」を例にするとわかりやすいです。

例えば、

今回の群馬大への関わり方は「食材提供、レシピ提供」をする農家さん的ポジションです。僕はチーム運営をする際に考えなきゃいけないことや方法などをただただ学生たちに提案していきます。

学生たちはその提案を取捨選択して決断して実行していく。まさに料理を作るシェフです。
このときどんな料理ができるかは学生に委ねるので、よっぽどとんでもないものを作らない限りは口出ししません。

 

対して、岩手大への関わり方は「お店の経営」を見るオーナー的ポジションです。
食材調達もできあがった料理も、そしてその結果お店がどうなったかまで全部見なきゃいけないという感じです。

なので、学生はシェフだからといって自由なものばかり作れるわけではありません。チーム運営(お店経営)を無視した活動はしっかりオーナー(監督)が修正していきます。

 

このように、

アドバイザー=農家さん

監督=オーナー

HC、AC=店長、シェフ補佐

みたいに自分がどの立ち位置でチームに関わるかということを決めて取り組むとスタンスが決まって指導も明確になります。複数チームを持つ際はこのような考え方をまず持つのが良いかもしれません。


今後は当たり前になる?

そもそもなんで複数チーム持つことに対してこんなに真剣に語っているんだと思われる方もいるかもしれません。まずはひとつのチームをちゃんと見ろよ。そういう意見が大半だと思います。

その理由を説明すると、僕は今後、

複数チームを持つ指導者が増えてくる

と思っているからです。

 

今はオンラインが異常に加速しています。
オンライン講習、オンラインミーティングはもはや当たり前です。

その流れで、「オンラインコーチ」みたいなのも徐々に普及してくるのではないかというのが僕の考えです。

それはつまり、「チームを兼任して持つ」ということです。

ある程度名の知れたコーチは地方の大学から声がかかり、「オンラインでいいのでチームにアドバイスをしてくれないか」という依頼が来るかもしれません。地方の大学は指導者に恵まれていないので、同じリーグに属さないなら関東のコーチをアドバイザーにつける…みたいな流れもありそうです。

もしかしたら、今現在、A級指導者がチームにいなくて他地区のA級指導者をチームに登録させてるところもあるかも。

※余談ですが、僕はむかしA級指導者のいないチームに名前だけ貸したことがありましたが、これはとてもキケンなことだとわかりました。もしそのチームでトラブルがあったら責任者として矢面に立たなければいけなくなります。指導しないのなら名前だけ貸すのは絶対しないほうがいいです。

オファーはウェルカム!

いずれにしても、指導者の方々はチーム登録する以上はそれなりに責任を持って指導するはずなので、「オンラインコーチ」「兼任コーチ」みたいな関わり方はどんどん生まれてきそうです。

ちなみに、僕の印象ですが、地方を見渡すと、ほんのちょっとのアドバイスですぐに勢力図が変わるくらいのポテンシャルを秘めたチームが多いと思っています。そうなると指導者的にも急成長チームに関わることができるので、もしかしたらめちゃくちゃやりがいのあるチームに出会えるかもしれません。

 

「オンラインコーチ」「兼任コーチ」の流れは指導者自身がOKであればどんどん広まりそうです。

複数チームに関わることに抵抗がある指導者もいるとは思いますが、僕の体感ではデメリットは少ないと思います。むしろ先ほど挙げたようにメリットをたくさん感じているので、僕自身は「兼任コーチ」「アドバイザー」のオファーはウェルカムです。(もしあればですが)

 

というわけで、もし指導者に困ってる、または僕の考え方を聞いてみたいというチームの代表者の方はぜひお声がけください笑

よほどの事情がなければ兼任も視野に入れて検討しますので。



というわけで今回は以上です。

それじゃあまた!

【群馬大学ラクロス部の挑戦③】クラファン達成と次のステージ

ご支援本当にありがとうございます!!

おはようございます。

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◎今回のテーマ

地方チームのお金の使い方

 

とにもかくにも一次目標達成

以前の記事にも書いたクラファンですが、公開後2日という短期間で達成することができました!支援していただいた皆さま本当に本当にありがとうございます!


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僕はこのクラファンの管理画面には入れないので、実際誰が支援してくれているのかというのは今はわからないのですが、応援コメントの名前と内容を見て、本当にたくさんの友人、教え子たちが支援してくれていたのがわかりました。

そしてホントにすみません。

これは群馬大のためのクラファンで、決して僕のためのクラファンではないというのはわかっているんですが、僕のことをコメントに書いてくれている方々がとても多くて、もう嬉し泣きしそうでした。いや、泣きました。

本当にありがとうございます、このご恩は必ず別の形で激しくお返します!

達成したけど実は…

ここからは大変大変恐縮ですが、再度のお願いになります。

これを見てくださってる皆さま、
引き続きご支援、シェアをお願いできないでしょうか?

厚かましいようでホントに申し訳ないのですが、これには理由があります。

実は、表向きは達成しているのですが、支援金の内訳を見ると手元に残るお金はそこまで多くないんです。

というのも、これはクラファンの性質上仕方のないことなんですが、

プラットフォーム利用の手数料

が結構高いんです。

通常ですと、税金も考えて20%くらいの手数料をREADYFORさんに支払わなければいけません。なので、50万達成したとしても10万くらいは手数料になる。

…のですが、実は今回はそういうお話でもありません。

今回利用したのは「フルサポートプラン」というもので、READYFORの担当者の方がサポートについて一緒に取り組んでいくタイプのプラン。

そしてこれは僕も途中で知ったのですが、

フルサポートプランは

「手数料合計が20万円を下回る場合、最低手数料20万円をいただきます」

ということになってまして、120万以上を目標にする人向けのプランだったんです。

 

なので、まとめると、

50万達成しても20万は手数料になってしまう

ということです。

(ただ、全員初めてのクラファンで不安を軽くするためにもこのプランである必要があったので、もちろん納得した上でのGO!でした)

というわけで、

群馬大のための支援になるにはまだまだ足りなくて、ここからさらに支援の輪を広げていくしかないんです。

引き続きまた多くの方に頭を下げさせていただきます。。

何卒よろしくお願いいたします。

銭ゲバ上等

ここまでの内容をご覧いただいた方の中には気分を害された方もいるかと思います。とんだ銭ゲバだなという声が聞こえてきそうです。

が、僕は今回に関しては

とにかくお金をたくさん集めたい!

と思って取り組んでいます。

理由としては、地方チームというのは多くの人が思っている以上にお金が必要だからです。

そして、そのことは関東や関西の都心部の大学にいたら絶対に気づけません。

まさに僕がそうだったので。

 

僕は現役の頃、ラクロスは道具代とか移動費とか大会費とか合宿とかいろんな費用がかかってお金が大変だと思っていました。そして、それをバイトしてヒィヒィ言いながらなんとかしてました。
仕送りはもらってなかったのでわりと苦しかったんですが、こうやって頑張ってる自分をちょっと誇ってたし、その頑張りは美徳だと思っていました。

 

でも、岩手大に来てその考えは一変しました。

自分はなんて甘かったのかと恥ずかしくなりました。

なぜなら、岩手大の学生たちは、僕が苦しみながら捻出していた以上のお金を捻出してラクロスに取り組んでいたからです。

 

これはなぜだと思いますか?

 

理由は、「継続的な支援」がないからです。

継続的な支援とは?

皆さんのチームにはOBOGの支援がありますか?

学校のグラウンドで練習してますか?

大会や練習試合のための移動はどれくらいの時間、どれくらいの費用がかかっていますか?

挙げればキリがないですが、岩手大のような地方チームはこれらの支援や環境が整備されていないために、それらを補うために学生たち自らの懐からお金を出しているんです。だから環境が整っているチームに比べて持ち出しが多い。

でも、そうしないとまともな練習ができない、まともに強くなれない、まともに戦えない。

まともに戦えないとラクロスがつまらなくなって廃部まっしぐらです。

 

僕はありがたいことにOBの支援や学校の支援、立地環境に恵まれていて、普通に練習できる場所も近くにありました。

冬から春の4ヶ月間グラウンドが閉ざされ、練習場所の確保にお金がかかるなんてこともありませんでした。

大会や練習試合の移動費だって近距離だからそこまで苦労しませんでした。

大会のための移動に片道2時間3,000円、練習試合をするために宿泊を伴う移動、なんてのもありませんでした。

この岩手大の現状を知ったとき、いかに自分が「目に見えない支援」に助けられていたのかを痛感しました。

 

そして、この「目に見えない支援(日頃感じにくい支援)」こそが継続的な支援と僕が呼んでいるものです。

群馬大はどうなる?

話を群馬大に戻します。

今回のクラウドファンディング、現時点で手元に残る費用はだいたい達成金額の1/3くらいです。

それは道具や備品の購入、いわゆる「部の創設」のための費用になります。

では、ここからさらに支援が集まったらそれは何になるか?

それは新歓でメンバーを集めるための費用、つまり「部の存続」のための費用になります。

先ほどの支援の話になりますが、環境が整っている大学ほど継続的な支援を受けているので、学生たちの持ち出し金が少なく、活動レベルが上がる。

逆に支援が少ない大学は学生たちの持ち出しが多く、活動レベルを上げにくい。

群馬大は圧倒的後者です。

これからは創部間もない状態で存続のための環境を整えるために、いただいた支援金をうまく使いながら活動していかなければいけません。

じゃあ、どううまく使うべきなのか?

これはとにかく「新歓」です。

メンバーを増やす活動のためにしっかりお金を使い、とにかく部の人数規模を大きくしていくことです。

メンバーが増えれば、部の活動も一人ひとりの少ない持ち出し金を集めて運営できます。

練習も楽しくなります。

試合もできるようにもなります。

そしたらマジでオモシロくなります!

 

群馬大のメンバーへ

どうやったら新歓がうまくいくか、その具体策はおれがアドバイスします!

それを取捨選択して、場合によってはアレンジして取り組んでみてください。

2021年度の新歓が最初で最後の新歓です。

ここで失敗したらせっかく頑張って創部した意味がありません。

失敗は即廃部と思って死にものぐるいで取り組もう。

 

地方チームの運営ノウハウはおれが日本一知っています。

日本一悪いラクロス環境と言っても過言ではない岩手大で10年以上もがき続けているので笑

とにかく、新歓のやり方や運営で試行錯誤する余裕はみんなにはありません。

それは継続的な支援があるリソースに恵まれた大学がやることです。

今のみんなは「確実に失敗する道」をきっちりと避け、成功に近いであろう道を歩まないといけません。

この「確実に失敗する道」を教えるのがおれの役割だと思っています。

一人一人確実に入部させて一歩一歩創り上げていこう!

ラクロスの本当の楽しさを知るまでもう少しです。

 

 

最後は群馬大に限らず、今年の新歓に懸けているすべての大学に向けたメッセージとしてあえて書きました。

コロナで昨年急激に人数が減ったチームも多いはずです。

今年必ず挽回しましょう!

 

それではまた!
readyfor.jp