2017年のコーチングスタイル

原点回帰

2017年の僕は「原点回帰」をテーマにコーチングしていきました。

今回はなぜそのテーマでコーチングをするに至ったかを書きたいと思います。

これまでを振り返る

2017年はどのように指導していくかを考え始めたとき、まず最初に行ったのはこれまでの振り返りです。

 2016年までの戦績

2008 地区6位

2009 地区5位←コーチ就任

2010 地区6位

2011 地区3位

2012 地区優勝 三地区2位

2013 地区2位

2014 地区2位←コーチ退任

2015 地区2位←コーチ再就任

2016 地区3位

 

これを見ると、コーチ就任時から順調に順位を上げ、2012年には優勝するまでになりました。が、そこから優勝できずにずっと2位止まり。2016年には3位という結果まで落ち込んでいます。

地力が落ちている

この戦績を振り返ったときに僕が感じたのは、

 

「もしかして単純に地力が落ちているのでは?」

 

ということです。

 

※「地力」とは選手一人一人のポテンシャルや基礎技術の意味合いで使っているワードです。

 

そして優勝したときの試合動画と今のチームの試合動画を見比べました。

 

そこで気付いたのは、

・パス精度、キープ力の低下

・シュート能力の低下

でした。

 

具体的にパーセンテージを計算するまではしなかったのですが、しなくてもわかるくらいの差がありました。

 

「そもそもなぜ地力が落ちているのかは後で分析するとして、とにかく地力が落ちているのは間違いない!これは早々に手を打たないとまずい!」

 

焦った僕は「原点回帰」を行うことに決めました。

完全トップダウンスタイルに

僕にとっての原点回帰とは、2009年のコーチ就任時のスタイルに戻すということです。

 

このスタイルは簡単にいうと「完全トップダウン」

 

運営も練習も戦術もすべて僕の監視下のもと行うというちょっと強烈なスタイルです。

 

本来であればこのスタイルはとりたくないのですが、今のチーム状況を考えるとやらざるを得なかったのです。

 

それくらい岩大ラクロス部のレベルはこの4,5年で激変していました。

 

そして信じられないことに、僕はその変化に全く気付かなかったのです。

 

 

次回に続く…