1年生の育成に必要なのは「勝利の味」

「新人育成は最初の100時間で決まる」

今回は1年生育成についてお話ししたいと思います。

見出しはラクロス界で言われている新人育成のお決まりフレーズです。


100時間という数字がとてもアバウトで根拠が怪しいフレーズですが、要は1年生に教えるときは最初に教えることが大事だから親切丁寧にしっかり教えろということなのだと思います。

 

結局何を教えればいいかがわからない

多くのコーチが悩むポイントはここだと思います。

これに関しては各チームによって違い、そこで"色"が出てくるので面白くなります。


ただ、僕の場合、フレッシュマンキャンプ (毎年行われる1年生の合宿)でも岩手大でもこれを教えると決めているのが

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「勝利の味」


です。


つまり「試合で勝つこと」です。
正直勝つためなら手段を選ばないくらい勝利に拘っています。


理由は、ラクロスを続けてほしいからです。
前にも書いた通り、岩手という地域はラクロスを4年間続けるには過酷な環境です。
そんな中でラクロスを続けるためには、


「あの勝利が忘れられない」
「俺たちは成し遂げた」
という自信、
そして、
「もう一度味わいたい」
という欲求
を持たせることが必要だと思っています。


それが向上心にも繋がり、チームが強くなるための発奮材料になるはずです。
ラクロスを心底楽しむためには勝つ喜びを知って強くなる必要があるのです。


さらに言えば、そうやって優勝経験や勝利経験を毎年のように積むことができれば、チームとしての安定的な強さも付いてくると思います。


まさに
「伝統は勝つことでのみ創られる」
です。


僕の好きな言葉であり、岩手大という発展途上チームに必要な考え方だと思います。


次回は岩手大の1年生が勝つために具体的にどんなことに取り組んでいるかを紹介します。

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