主将とコーチは同じリーダーでも別物

コーチの立ち位置

前回主将選びのポイントについて書きましたが、今回はコーチの立ち位置について書きたいと思います。

 

僕自身コーチを始めて10年になりますが、毎年この立ち位置については悩み続けています。

 

ちなみに立ち位置のパターンは3パターンほどあると思っています。

 

図解して説明します。

 

 

①選手と同じ目線でチームを見る立ち位置

f:id:yoichilax2044:20180308184430j:image
<特徴>
プレイングコーチスタイル。ラクロス技術の指導がメイン。コーチのプレイスキルに依存。大きい変革には不向き。

 


②選手とは別次元にいて引っ張り上げる立ち位置

f:id:yoichilax2044:20180308184453j:image
<特徴>
コーチ中心のスタイル。大きい変革をするには向いているが選手の自主性は低くなる。

 


③選手とは別次元にいて、成長の方向性を調整する立ち位置

f:id:yoichilax2044:20180308184510j:image

<特徴>
基本的には選手中心のスタイルだが、成長の方向を間違わないように全体の舵取りをする。選手の思考力が高いチームには向いている。逆に選手の思考力が低いチームでこのスタイルを取ると崩壊しやすい。

 

 

以上3つが僕の考えるコーチの立ち位置です。

 

 

ちなみに、今の僕は②か③の立ち位置を取るようにしています。

 

その理由として、「選手とは別次元にいる」ことがコーチとしてあるべき姿だと思っているからです。もし仮に①の立ち位置を取った場合、コーチは選手と同じ目線にいるアドバイザーでしかありません。そして①の図のように内部に目を向けることが多くなってしまうので、結果的に主将の役割を奪ってしまいます。

 

コーチとして必要なのは選手と同じ目線ではなく、さらにその先を見据える目線、つまり選手の成長後の姿を見通して他チームとどのように渡り合うかを考える力だと思うのです。

 

これがタイトルの「主将とコーチは同じリーダーでも別物」の意味するところです。

 


主将はチームの「内部」に目を向けて強化を図り、コーチはチームの「外部」に目を向けて優勝までの道案内を行う。

これが今僕が考える理想のチーム作りです。