【マスクプロジェクト②】プロトタイプ完成
ラクロス柄の布が届きました
こんばんは、岩手大学HCの佐藤陽一です。
今回は岩手大学ラクロス部のマスク製作活動の続編です。
マスクの製作を始めたきっかけなどは以下の記事を参照ください。
というわけで、どのようにマスクを作っていったかを時系列で紹介したいと思います。
デザインづくり(4/22〜23)
デザインについては岩手大学ラクロス部の「デザインユニット」と軽く打ち合わせて案をもらいました。デザイン案をお願いしてから翌日には案をもらい(このスピード感が素晴らしかったです)、その一部を採用することになりました。
布発注(4/23〜24)
デザイン案が固まったので、マスクに必要な布を発注する段階になりました。
オリジナル柄の布を発注できる業者は下調べして決まっていたので、じゃあデザイン送って発注するだけだと思っていたのですが、ここで問題発生!
「布の種類が多すぎて何を選べばいいのかわからない…笑」
発注段階で業者のサイトを見て気づいたのですが、布と言っても、とにかくたくさんあるわけです。
ポリエステルやポリウレタン、コットンなどは有名ですが、さらに「コットン+ポリエステル」みたいな合成素材もあって、それっぽい素材を調べると50種類くらいの選択肢が出てきたんです。
「というか、そもそもマスクに適した布素材って何なんだろう?」
こんな感じで振り出しに戻ってしまい、一旦発注画面を閉じました。。
そしてここからあらゆるマスク情報を調べはじめました。(今更ですが)
おかげでマスクに関する知識は相当つきましたよ。
そしてわかったのがちょっと残念な事実。
「市販のマスクでは外からのウイルス侵入は防げない」
「マスクはあくまで自分の飛沫を防ぐもの」
結局ここに行き着いちゃったんですね。
実はネットとかで調べまくると、「この布生地はウイルスを防げる!」みたいなデマ情報がめちゃくちゃ出回ってるんです。でも、回り回って結局、医療用マスク以外はウイルスの侵入を防げないんです。市販のマスクではウイルスをガンガン通します。。
そうなると、マスク意味ないじゃんと思われちゃうんですが、
一番大切なのは
「自分の飛沫を外に飛ばさないこと」
らしく、要は
「万が一、自分が保菌者だった場合マスクは有効」
ってことなので、他の人を守るためにマスクしなきゃならんというわけですね。
さんざん情報収集したあげく、最終的に僕の奥さん(看護師やってます)にマスクの正しい情報をもらい、そこに行き着きました。
(ついでに「そんなことも知らないでマスク作ってんの?アホなの?」という刺さるお言葉もいただきました)
というわけで、「布は肌触りが良ければどれでも良い」ということがわかったので、一般的なコットンベースの素材で発注することにしました。
布が届かない
が、発注後にまた問題が発生しました。
コロナの影響もあって全然布が届かない。。
通常5日以内には届くということだったのですが、結局配送が遅れて、届いたのは発注してから10日後くらいでした。
マスクの形について
布が届くのが遅くなっていたので、その間にもマスク情報をたくさん仕入れました。特に調べていたのはマスクの形です。そう、まだこの時点でどんな形のマスクにするか決めていませんでした(先走り過ぎましたw)
というわけで、調べて検証した結果、だいたいマスクの形は3パターンです。
①プリーツ型
②立体型
③一体型
「①プリーツ型」は使い捨てマスクではよく見るタイプですね。段々に重なるプリーツ形状をしています。ところが、この形状は手作りマスクにはあまりふさわしくありません。このプリーツ形状を作るのにわりと手間がかかるのと、鼻部分にワイヤーが必要なのでこれも手間です。
「②立体型」は手作り布マスクでは主流の型で、手間もそれほどかからないものです。結論から言うと、この立体型が今回のプロトタイプで採用する型となりました。
「③一体型」は耳部分も切るだけでできるので、最も手間のかからない型です。ただ、布の素材に伸縮性があるものを選ばないとピッタリフィットしません。今回のプロトタイプの素材はそこまで伸縮性のある素材ではないので、これにはふさわしくありません。
布到着!(5/3)
発注から10日ほどかかり、やっとオリジナル布が届きました。
確かにデザイン通り。
でも、色薄っ!笑
デザインのテーマとしては、あまり主張しすぎないホワイトグレーで発注しましたが、思った以上に色が薄い。。これじゃあラクロス感が目立たない。薄っすらクロスの形が見えるので、さりげな〜くラクロスアピールする分にはいいかもしれませんが。主張しないラクロッサー向けにはバッチリです。
そして、もう一つの問題が…(色々問題ありすぎ?)
プロトタイプなのに発注量を誤ってしまい、大量の布を買ってしまいました(笑)
マスク作るのにそこまで大量の布は必要ではなかったみたいで、ほんとに手のひらサイズの布が4枚ほどあればできちゃうんです。
そうなったとき、今回発注した布は、だいたいマスク30枚くらいは作れちゃいます(笑)良かれと思って余分に発注したら余分すぎました。。正直10枚程度作るつもりで発注したんですけどね。。
作成開始!(5/3)
余った布の使い道は後々考えるとして、まずは作ってみないとということで、作りました!
そしたらマスクリーダーに任命した部員の作成スピードが早いこと早いこと。あっという間に3つくらいサクッと作ってしまいました。
↓マスクリーダーの勇姿↓
というわけで、できたマスクがこちら。
つけてみました。
感想としては、
フツーにフィットするし、違和感がない!
何より素材が良いから付け心地がイイ!
というわけで、予想に反して普通に良いものができてしまいました。もっと色々問題あるかなと思いましたが、マスクとしては全然悪くありません。
ただ、ひとつ言うとしたら、通常の使い捨てマスクより若干息苦しいかもしれません。でもこれは布マスクの宿命なので仕方ありません。それよりも、洗濯して繰り返し使えるメリット、そして好きな柔軟剤の香りがあればそれも感じることができるので、なかなか良いものではないかなと。マジで布マスクの印象がガラッと変わりました!
TV番組に投稿(5/6)
ラクロスマスクのプロトタイプができたところで、岩手のローカルテレビ番組の特集コーナーに応募してみました。偶然にも「オリジナルマスク大募集」というCMを見かけたので、急いで部員たちと作って写真とエピソードを応募。
明日のじゃじゃじゃTVでは、いよいよ「ぼくのわたしのマスク自慢」受賞作品が発表されます!
— じゃじゃじゃTV (@IBC_jajajatv) 2020年5月8日
たくさんのご応募ありがとうございました。現在、放送に向け鋭意貼り出し中です( `ー´)ノ#じゃじゃじゃTV pic.twitter.com/NehcIILMGP
どうやら300くらいの応募があったようで、その中から番組で取り上げるボードに貼り出されたのは100作品。
その中でコメントを読まれたものは10もなかったと思います。
そして、応募した「岩手大学ラクロス部レイブンズ」のマスクはどうなったかと言うと、、
なんと番組内で取り上げられてコメントが読まれました!
ありがとう!松原アナウンサー!
ありがとう!IBC!笑
著作権の関係でその映像をここで流せないのが悔しいですが、ガッツリ取り上げていただき感謝感謝です!
次の展開
プロトタイプの次は、いよいよ本格的なラクロスマスクを作る予定です。もしかしたら耳掛け一体型の③のタイプも作ってみて、その上でどれをメインのマスクにするか決定するかも…?そして新たな布はすでに発注済みです。
ひとまず今回の問題点を解消したマスクになるのは間違いないかと。もう少しラクロス柄がはっきりとわかるものにはしたいと思います。
予約販売について
前回の記事の後、ありがたいことに、「マスクを買いたいです」とたくさん連絡をいただきました。まさかまさかで正直びっくりしています。ありがとうございます!
メインのラクロスマスクの完成まではまだかかりますが、今回作ったプロトタイプであれば数量限定で今からでも販売可能です。
なお、プロトタイプは
・完成品マスク
・マスク作成キット(ラクロス柄布生地+作り方説明書)
の2種類で販売します。
完成品だけでなく、作成キットも販売する理由は、サイズの調整をしてもらうためです。「お子様用に欲しい」という方もいらっしゃったので、布生地と説明書のセットがあったほうが便利かなと思った次第です。
上記商品は以下の販売サイトで購入できますので、ご希望の方はぜひ!
https://lacrosse-coaching.stores.jp
ちなみに、調べたところ手作りマスクの相場は1枚1,000円前後なので、500円にしました笑(送料別です)
次回のマスクプロジェクトは「プロトタイプ第2弾の進捗報告」になるかと思います。
というわけで、今回は以上ですー!
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