ラクロス部員の主体性について考える
ラクロス部の環境を「サバンナ」にできているか?
おはようございます、岩手大学HCの佐藤陽一です。
前回の記事では「自己分析ってラクロスの成長にも影響するかもね」というお話をしました。
今回は「個人の主体性」というテーマでお話ししたいと思います。
エムグラムの振り返り
前回はエムグラムを部員たちにやってもらいました。その結果は、「突き抜けない」「やたらと協調性が前に出てしまう」といった性格の部員が多いというものでした。このような性格は一昔前には評価されやすいものだったと思いますが、今のご時世ではあまり良いものとされていない印象です。
多分、今の世の中的に求められている人とか人気のある人っていうのは
「自分でちゃんと考えて自分の意見をはっきり言える個性的な人」
なんだと思います。
そして、その考えや意見は仮に間違っていても問題ではないというのも重要です。大事なのはウソを言わないこと。そして声を上げること。「海賊王になる」「火影になる」なんでもいいと思います。そこでどんなに叩かれても社会的にアウトな違法行為でなければ人の信用はそう簡単には落ちないはずです。
というわけで部員達にはまず
・自分達で考えること
・自分について考えること
この2点を伝えました。
これにより個性を発揮してほしいというのが狙いです。
エムグラムの次は?
エムグラムの次はいよいよ本格的な自己分析をしてもらいました。参考にしたのは以下の本です。
ラクロス部の環境を抽象化してみました
これを使って部員達に伝えた内容を以下に載せたいと思います。
↓↓↓
岩大の課題は
「部員一人一人が全然動かないこと、そして考えないこと」
だ。
単純に主体性がなさすぎる。
例えるなら、みんなは“動物園”で飼われている動物と一緒。
みんなは岩大ラクロス部というオリの中に入って、特に何をするわけでもなく周りの意見に左右されながらエサを与えられるのを待っている。戦い方、勝ち方、運営方法はコーチや幹部が提案してくるものに乗っかっているだけ。自分達で考えようともしない。
そして、そんな生活が嫌になるとオリから脱走することを考える。
(でも、そんな動物は外に出た瞬間バンって撃たれちゃうんだけどね。笑)
対照的に、強いチームのやつらはそもそも動物園に暮らしていない。
彼らは広大な“サバンナ”という環境で"自分"でエサを探し、挑戦し、狩りの仕方を日々習得して生きている。自分で考えて行動しているんだ。
ただ、ここで勘違いをしないでほしい。
そもそもラクロス部は"オリ"ではないんだ。
ラクロス部という環境を「動物園のオリ」にするか「広大なサバンナ」にするかはみんなが決めている。みんなの取り組み方が決めている。
つまり、自分で行動してチームに働きかけられないやつはラクロス部を動物園のオリにするし、自分で行動してどんどん発信提案するやつはラクロス部を可能性の広がったサバンナにする。
ここからは文脈関係なく、おれがみんなに伝えたいメッセージをただただ書く。
自分は主将でチームを引っ張る立場だと思え。
ラクロス部という環境をどんどん変えろ!
批判ではなく現状を変えるために行動しろ!不平不満、批判だけのやつは単純に人として嫌われる。
もっと自分で動け!逃げるな!
困ったことがあったり嫌なことがあったら妥協して逃げたり不満を言うだけじゃなく「じゃあそれをどうやって変えるか?」を考えて挑戦して提案しろ!
思ったことは全部チーム内で叫んで現状を変えろ!思ったことも言わず提案もせず黙ってるんじゃない。
自立しろ!
みんなはもう大人だ。今のこの「動物園環境」を変えられない程度の行動力と思考力では退部しても卒業しても社会に撃ち殺される!
チーム力強化中…