【群馬大学男子ラクロス部の挑戦①】始動!
ゼロからイチへ
おはようございます。
岩手大学監督の佐藤陽一です。
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◎今回のテーマ
群馬大学男子ラクロス部が挑戦している
群馬大学男子ラクロス部とは?
皆さんは群馬大学男子ラクロス部をご存知でしょうか?
多くの方はまったく知らないチームだと思います。僕もまったく知りませんでした。それもそのはずで、群馬大学男子ラクロス部はまだ創部されていないのです。
ただ、正式に創部はされていない状態ではありますが、部員は4名(選手3名、マネージャー1名)います。
ここから正式に部(サークル)として承認され、かつ公式戦にも出場できるようなチームに成り上がる。そんな目標をもって活動しているチームです。
群馬大学に関わることになりました
そんな群馬大男子ラクロス部にこのたびアドバイザーとして関わることになりました。
きっかけは日体大GMの佐保田裕介さんの紹介なのですが、
「群馬大学男子ラクロス部が創部を目指して頑張ってるらしい、クラウドファンディングもやるらしい、良かったら関わらない?」
ということで、プロジェクトチームに入れてもらうことになりました。
基本僕はYESマンなので、突然降ってきた先の見えない話でも飛びつきます。ただ、今回のようなアツい話はめったにないのでめちゃくちゃ頑張りたいと思ってる次第です。
群馬大男子ラクロス部プロジェクト
ここからは群馬大男子ラクロス部がやろうとしている大きな挑戦についてお話しします。
群馬大学男子ラクロス部がこれからやろうとしている挑戦、それは
クラウドファンディング
です。
これが成功すれば、練習環境の改善だけでなく創部に向けての活動も活性化します。
逆に失敗すると、せっかく作られた火種が消え去るかもしれません。
新チームを作ろうとする火種はそうできるものではありません。だからこそこのクラウドファンディングは失敗できない挑戦となっています。
そもそもクラウドファンディングとは
ところで、クラウドファンディングといえば、企画を立ち上げ支援者を募って資金援助を受ける仕組みですが、これについてはよくわからないという声をよく聞きます。また、「寄付の一種」だと勘違いしている人もいるので、これを機に説明したいと思います。
※細かいことを言うと「寄付型」のクラファンもあります。が、多くは「購入型」なので今回はこの「購入型」について説明します
クラウドファンディング(クラファン)とは超超ざっくり言うと、
『予約販売』
です。
販売前の商品をネット上でPRして予約販売を行っているに過ぎません。
ただ、それがちょっと意味合いを変えているためにわかりづらいことになっています。その意味合いを変えているのが「支援」「応援」「寄付」といったワードです。
クラファンではこれらのワードが強めに出てくるために、
「なんだ、寄付しろってことか」
「自分の金でやれ」
と煙たがられるケースも多いのです。
でも、クラファンのページを見てもらえるとわかると思うのですが、すべての企画ページに
「リターン」
というものが付いてきます。
つまり、お金を支払えば購入者にバックがあるということです。
これが単なる寄付とは違うところです。
当然、このような形式で資金を集めるわけですから、クラファンは一般的な商売と同じ扱いになり税金もかかります。
実際にラクロス界で行われたクラファンを例にあげてみます。
↓↓
これを先ほどの予約販売という考え方でみると以下のような感じです。
◎タイトル
「東大ラクロス部女子が日本一を目指すためアメリカに遠征します!」
⇛集まった利益の使い道
◎リターン
5,000円 「遠征体験記冊子+現地大学Tシャツをお送りします!」
⇛商品(お礼メッセージ+体験記+Tシャツ)
10,000円 「全額を遠征費として使わせていただきます!」
⇛商品(お礼メッセージ+体験記)
というわけで、これらをまとめると、
商品(リターン)を販売して、その利益でアメリカ遠征(タイトル)にいきます
という内容なわけです。
この部分がクラファンがいかに透明なシステムかということを表しています。
なぜなら、利益の使い道まで丁寧に明記しているからです。
普通、会社やお店だったらこんなことしません。
おまんじゅうを売って「この利益は店主のパチンコ代に使わせてもらいますよ」
なんて説明するお店はありませんよね。
というわけで、クラファンは商品内容だけでなくその売上の使い道まで示すから透明性が出て支援を得やすい…はずなのですが、そもそものクラファンの理解が追いついていない人が多いので、なかなか支援が集まりにくいのが現状です。(今回のコロナでそれも少し解消された感じはありますが)
群馬大学はどうする?
そんなクラファンに今回群馬大学がチャレンジします。
現在、プラットフォーム運営会社のREADYFORさんと打ち合わせを重ねているところですが、今は
「タイトル(資金の使い道)」
「リターン内容(商品)」
を決めている段階です。
もしよろしければ、このブログを見ていただいている方にぜひともアドバイスをもらいたいのですが、「タイトル(資金の使い道)」はともかくとして、
・リターンはどんなものが良いと思いますか?
・逆に、どんなリターンだったら支援したいと思いますか?
※ちなみにタイトルは当然「創部のための運営費用」です。たった数人が自腹を切ってラクロスのゴールや備品など練習環境を整えるのは厳しいので。
これをアドバイスいただけるとめちゃくちゃありがたいです!
群馬大学男子ラクロス部のメンバーのために力を貸していただけると幸いです。
群馬大学男子ラクロス部を心から尊敬する
話が変わりますが、僕は指導者として12年ほど活動し、東北で下位を争うような超弱小チームを優勝させたり、日本代表も数人輩出したりするようなレベルまで高めることができました。でも、これはそもそも岩手大学ラクロス部という存在が最初からあって、すんなりと指導に入ることができたからです。
だから、僕がやったことは「1」を増やしただけです。
でも、もともとは「0(ゼロ)」を「1」に変えた人がいて、その人のおかげで今があります。残念ながらそれが誰かまでは知らないのですが、然るべきタイミングで必ず会いに行きます。
いずれにしても、この「ゼロ→イチ」ができるのは相当すごいことです。
そして、まさに今、その現場に僕は立ち会えています。
・10人以上いないと試合ができないのにまだ選手3人しかいない
・5人いないとそもそも大学の活動団体として認められない
・ゴールも備品もない
こんな状態で挑戦をしている群馬大の学生はホントにすごい!そしてほっとけません!
練習もどうやればいいかわからないから試行錯誤してやっているそうです。
どうやら、僕が以前から発信している練習メニューも参考にしてくれているという話も聞きました。こんな嬉しいことはありません。
彼らの挑戦を成功させるために、僕もできる限りのことをやろうと思います。
大人たちをどんどん巻き込め
実際、彼らの活動を見て、いろんな大人たちが心を動かされ支援しようと動いてくれています。学生たちからしたら戸惑うかもしれませんが、こういう「大人たちを巻き込む力」はどんどん使っていくべきです。
もしかしたら、「大人たちに頼らず自分たちの力でなんとかしなきゃ」なんて思っている人もいるかもしれません。でも、そんな責任感やプライドは間違いです。
そもそも、「大人たちの心を動かして巻き込ませた」のが自分たちの力なのだから。
大人たちは頑張らない人には支援しません。下心がある学生にも支援しません。
意外と冷静に見ています。誰でも助けるわけではありません。
だから、そんな大人たちの力を上品かつ上手にあやかって挑戦を進めれば良いんです。
これからも進捗報告します
今後、このブログでも進捗報告はしていきます。
ぜひ群馬大学男子ラクロス部に注目していただけたらと思います。
https://www.instagram.com/gu_lax2020/?r=nametagcf
次回はゼロをイチに変えた学生たちの紹介なんかもしていきたいと思います。
今回は以上です。
それではまた!